
みなさんこんにちは!
社内のはたらくひとにフォーカスする企画
✨はたらくひと図鑑インタビュー✨
今回は Microsoft認定プロフェッショナル(MSP)にチャレンジし、見事認定5冠&社内MVPを獲得した加藤さんにお話を伺ってきました!
入社以来、生成AI「GaiXer」チームでその技術を磨いてきた加藤さんの、資格取得までの道のりや目指す姿などたっぷりお話を聞きました。
ぜひ最後までご覧ください!
【Microsoft認定プロフェッショナル(MCP)】とは? |
Microsoft 製品やクラウドサービスを扱ううえで必要となる知識・実践的スキルをレベル別に客観的に認定する世界共通の資格制度です。 |
プロフィール
---大学では何を専攻されていたんですか?
加藤:
人間情報学部で、説明が難しいのですが、心理学に近いといいますか、例えばUI/UXのような、その人が使いやすい情報システムが何なのかなど、ゴリゴリのプログラミングというよりかは、文系寄りの情報学部みたいな感じです。
---そうなんですね!今はGaiXerの開発など担当されているということですが、入社されてから身につけた技術も多いのですか?
加藤:
そうですね。入社してからの勉強はかなり多かったです。
ただ、人間情報学部での学びもGaiXerの開発に役に立っているな、と感じています。
---ふむふむ。業務ではどんなことをされているんですが?
加藤:
GaiXerの開発では、例えばお客様からの要望に沿って新しい機能の追加、保守・運用面では、開発した機能をお客様のもとに届けるリリース対応や、不具合の修正・対応などを担当しています。
---ありがとうございます!
Q1.認定プロフェッショナルへのチャレンジのきっかけは?
--- 改めまして、Microsoft認定プロフェッショナルの認定5冠&社内MVP獲得おめでとうございます!認定された5つを教えてください!
加藤:
今回認定された資格は
マイクロソフト認定:DevOpsエンジニア エキスパート |
Azureでの管理および開発の双方の実務経験を持ち、 Azure環境でエンドツーエンドのDevOpsプロセスを設計・運用できる高度なスキルセットがある認定 |
マイクロソフト認定:Azureソリューション アーキテクト エキスパート |
ビジネス要件をエンタープライズ規模のAzureアーキテクチャへ落とし込み、 セキュア・高可用・コスト最適に実装へ導ける上級エンジニアである認定 |
マイクロソフト認定:Azure管理者アソシエイト |
Azureの主要なプロフェッショナル機能を 実際に構築・運用する”立場の中核スキルを網羅した資格 |
マイクロソフト認定:Azure開発者アソシエイト |
Azure上で安全・効率的にコードを書きデプロイする開発者の標準スキルセットを示す資格 |
マイクロソフト認定:Azure AIエンジニア アソシエイト |
Azureの各種AIサービスを組み合わせてビジネス価値を創出できる開発者/エンジニアであることを示す資格 |
です。
---改めて聞くと5冠すごいですね!しかも実務レベルのアソシエイトだけでなく、より専門性の高いレベルが求められるエキスパートも取得されていますね。どのくらいの期間で資格取得されたんですか?
加藤:
期間的には2月下旬から6月下旬の約4ヶ月ですね。
---認定資格を取ろうと思ったきっかけなどはあるんでしょうか?
加藤:
きっかけとしては、社内でのMCPチャレンジ企画(*01)がきっかけです。
取得の理由としては、最近はAIが発達していて、割と何もしなくてもプロンプトを打ってしまえば、コーディングできたりして、アプリ開発自体がかなりしやすい時代になっていますよね。
ただ、その作ったアプリを実際に運用しよう、となると、Azureやクラウド、もしくはサーバーに乗せる必要があります。
この部分はまだAIだけではできないと考えています。
料金が発生してくる部分でもあるので、AIのなすがままというのはどうなのだろうと。
なので、自分でアプリ開発・運用しやすくなるよう、インフラの知識の不足分を補えるのではないかと考えて取得しました。
*01:MCPチャレンジ企画とは?? FIXER社員の技術向上およびキャリア形成を目的とした資格取得チャレンジ企画! |
---なるほど〜!確かに、生成AIでできることも多いですが、じゃあそれをどうやって運用するかは専門的な知識があってこそですもんね。
ちなみに、5つの資格を選択した理由などはあるんですか?
加藤:
そうですね。あえていうなら、先輩が持っている資格だったから、ですかね
持っているとエンジニアとして強いな、と思いまして。
---先輩とは加藤さんのチームの先輩ですか?
加藤:
そうです。今私のチームのリーダーをしている先輩です。
将来はこうなりたいな、と思える人で、その人が持っている資格だったので、じゃあ自分もチャレンジしてみよう、となりました。
---そうなんですね!身近に目指せる人がいるのは良いですね!
加藤:
とはいっても、実は、「これいけるかも」というノリで受けたものもあります 笑
---ノリ 笑!!いや、けどこれまでの実務での積み重ねがあってこその「これいけるかも」ですしね🤭チャレンジしないことより、ノリでもチャレンジすることが大事!!
Q2.取得までの道のりや学習プロセスは?
---期間的には2月下旬から6月下旬の約4ヶ月で取得されたとのことですが、業務の合間を縫っての勉強や試験で大変だったと思います。その期間のモチベーションの維持や、目標にしていたことなどはありますか?
加藤:
モチベーションとしては、やはり合格すると嬉しい、が一番ですね。
試験の最後に「試験を終了しますか」というボタンを押すと、その場で結果が出てくるので、そこで【合格】って出てくるとすごく嬉しいです。
じゃあ次の資格も取ろうかな、ってなっていきました。
---その場で結果がわかるんですね😳画面に出てくる【合格】の文字がモチベーションだった!
加藤:
そうですね 笑
それを繰り返していたら5つ資格が取れました。
---じゃあ画面に【合格】の文字が出たら、よっしゃー!ってガッツポーズ💪を??
加藤:
いえ、テストセンターで受験をしたので、あまり大きいリアクションは…
---あ、そうなんですね🧐では、そのセンターに受験のたびに通われたんですか?
加藤:
そうですね。残念ながら合格に至らなかったものもあるので、途中から係の人に顔を覚えられて、名乗らなくても「あ、加藤さんですね」となってました。
---顔パスだ w
加藤:
しかも、4ヶ月と期間はあったのですが、業務などもありコンスタントに試験に行けなかったので、、、最後の2週間くらい駆け込みで受けた試験もあったので、「明日も試験受けにこられますよね?」というやりとりもありました😅
---なかなかない裏話ありがとうございます😂では、資格取得のための勉強で特別に意識されたことはありましたか?
加藤;
「資格のための勉強」というよりはあくまでAzureは開発のためのツールなので、「実際に使うとなったらどうするのか」を常に想像しながら勉強していました。
あくまで開発のための資格なので、目的を見失わないようにということは大事なことだなと思います。
「作るためにはどうすればいいんだろう」ということを考えながら勉強していたので、だから4ヶ月続けることができたのかな、と思います。
---なるほど!常に実践を想定した、ということですね。
加藤:
実際に業務で経験したことも問題に出てきたので、GaiXerの開発はなかなか王道に沿った仕組みで作られているんだな、とFIXERのレベルの高さを試験を受けながら感じていました。
---そうなんですね!普段の業務の中にすでに答えがあるみたいな、「これ先輩言っていたなー」なんてことも…?
加藤:
ありましたね 笑
---かなり業務と地続きなんですね!業務との両立は大変でしたか?
加藤:
あまりガツガツ勉強した、というわけではなく、毎日平均して10分くらい、何なら横になりながら過去問を見る、という日もありました。
あまり無茶をしない、というのが続けられるポイントかな、と思います。
---行き過ぎないように日々のルーティーンに自然に組み込む感じですね
加藤:
あくまで過去問への向き合い方としては無理しすぎない、Azureの勉強としては実践を見据えながら楽しみながら続けていくといいかな、と思います。
---ありがとうございます!
Q3.チャレンジを通してのアップデートは?
---5つ資格を取得したわけですが、ご自身のキャリア感やお気持ちに何か変化はありますか?
加藤:
まだ資格を取っただけなので、エンジニアとして強くなったか、と言われるとまだなれてはいないだろうな、と思います。
ただ、資格を通して、体系的な知識が得られたので、今後業務をしていく中で知識の収集スピードや理解するスピードは速くなっていくのかな、と感じています。
今後の業務でもっと経験を積んできたいですね。
---今回「MCPチャレンジ企画」として全社でチャレンジしていましたが、チーム内でのナレッジシェアなどありましたか?
加藤:
僕は個人で取り組んでいたのですが、現場で話が出る機会はありました。
「このサービス結構いいですよ」とかオススメされてじゃあちょっと調べてみるか、とか。
---今後社内でナレッジシェアなどしていきたいことはありますか?
加藤:
そうですね。そんなに仰々しくなく雑談の中で「こういうサービス知ってる?」とか知識を分け与える共有できるようになりたいですね。
業務の中で「このAzureリソースは実はこれに関連するんですよ」とか「この設定はこういう風に使えるんですよ」とか、、
業務に直接関係なくても面白知識があったら都度都度伝えられようにしたいな、と思っています。
---そういえば、趣味をお伺いしたとき「同期との外食」っておっしゃっていましたが、皆さんコミュニケーションは活発なんでしょうか?
加藤:
そうですね。雑談しつつ、「FIXERでもっとこういうことしたいよね」とか「こういうことできるんじゃないか」という話をよくしていて、私的にこういった機会は気に入っています😊
---わー!いいですね、同期やチームでもっと良くしていこう、と自然に話せる環境なんですね!
Q4.アドバイスをお願いします!
---今回の資格取得を通して得た学びやマインドセットがあれば教えてください!
加藤:
先輩や同期が「こういうAzureサービスがオススメですよ」とか普通に話してる内容が実はすごく重要だな、と思います。
なぜかといえば、そういった情報は個人単体では知り得ない、未知の未知、知らないことすら知らない、という情報だと思うんです。
そういった情報がFIXERだとよく会話に上がるんです。
なので、そういった情報が出た時は、ドキュメントを読み込んでサービスを理解する、というのが、この資格取得を通じて得た学びですね。
---なるほど〜!普段の何気ない会話も情報のキャッチアップになっているんですね!
これからMicrosoftの資格取得にチャレンジしたい!という方へアドバイスは何かありますか?
加藤:
やはりAzureを使って何かを作る、ということを意識すると勉強しやすいのかな、と思います
---ふむふむ。では。ズバリ、合格率を上げるために今日からできる小さな行動は何でしょうか?
加藤:
業務の中で出てきた言葉や、Azureリソースはある程度自分で興味を持って調べてみる、ですかね。
---確かに、ただ聞いているだけだと流れちゃいますよね🤔
加藤:
自分の興味関心だけではなく、知識を広げるために必要かな、と思います。
Q5.今後の展望
---今後この認定資格をご自身のキャリア・チームでどう生かしていきたいですか?
加藤:
改めてにはなりますが、資格は体系的な知識を得られる絶好の機会だと思っています。
なので、今後の業務を行う上で早く理解して、業務の推進に取り組むということに役立てていければな、と思います。
まだまだ資格を取得しただけでは強いエンジニアになれた、というわけではないので、これからも勉強を続けていって、謙虚に邁進していければと考えています。
---これまでにも何回か[強いエンジニア]というワードが出ていますが、加藤さんにとって[強いエンジニア]とはどういった姿なのでしょうか?
加藤:
私の中だとやはりチームの先輩エンジニアですね。
---どういったところが[強い]と感じられるのでしょうか?
加藤:
う〜ん🤔
「視野」が広くてかつ細かいところまで見れる、ということでしょうか。
僕が全く考慮していなかったことが実は放置しておくと危ないよ、とか、僕のミスをしっかり指摘してもらえたり。
もちろん技術力の高さは備えつつ、経験から得たれた「視野の広さ」があると強いエンジニアだなと思います。
---そこを加藤さんは目指されているんですね!
加藤:
そうですね。まだまだ背中は遠いな、と思って日々追っかけています 笑
---では、その背中を追いかけている加藤さんが、次はこの認定を取りたい、や、注目している技術などはありますか?
加藤:
FIXER はAzureだけをやっているわけではないですし、クラウドの資格はAzure以外もあるので、今後はAWSやGoogle Cloudの資格なども挑戦していきたいですね。
---ぶっちゃけ、Microsoft Top Engineer Awardとかは、、、?
加藤:
なかなか高い壁だとは思っているんですがチャレンジしたいな、とは思っています
---おお!では来年、またこのインタビューしてる部屋で、今度は Microsoft Top Engineer Award受賞インタビューができることを楽しみにしています!
余談:
---学生時代からエンジニア志望だったんですか?
加藤:
そうですね。もともと技術職を志望していました。
---FIXERを選んだ決め手などありますか?
加藤:
大学時代からクラウドの分野が発展してるぞ、ということは知っていて、
じゃあクラウドに強い会社はどこだろう?と調べてみてFIXERが出てきた、って感じですね。
---技術職を志望されてたってことは、普段も個人で開発されたりするんですか?
加藤:
しますね。私結構技術検証するのが好きで、この技術使えるかな、とか、何かを作るというよりは、これを使うと何ができるんだ?っていうのを個人で検証することが多いです。
---なるほど、そういった検証も今のお仕事に繋がっているんですね!
おわりに
資格取得を「視野を拡張する入り口」と捉え、「実務にどう生かすか」を常に思い描きキャッチアップを続ける姿勢は、「強いエンジニア」へ向かう道そのものだと感じました。
みなさんも、今日からできる小さな行動──「気になったAzureサービスを1つだけ調べてみる」「雑談で出たキーワードをメモして帰る」──そんな一歩が、数ヶ月後には大きな景色を連れてくるかもしれません!
改めまして、インタビューにご協力くださった加藤さん、ありがとうございました!
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加藤さんが開発を担当している生成AIサービス“GaiXer”の詳しい情報は⬇︎
https://www.gaixer.com/ja-jp/
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💡これまでのはたらくひと図鑑のインタビュー記事はこちら💡
【FIXER はたらくひと図鑑 】
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最後まで読んでいただきありがとうございました😊